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■ワコビアなど米金融機関、クレジットをめぐり相次ぎ警告11/12

米銀大手のワコビア<WB.N>がモーゲージ関連債権で17億ドルの損失が発生する可能性があると発表したほか、クレジットカード大手の米キャピタル・ワン・フィナンシャル<COF.N>が返済が滞る顧客が増えていることを明らかにするなど、9日には米国の信用状況の悪化を示す発表が続いた。

 こうした発表を受け、評価損や不良債権の増加で経済がリセッションに陥るとの見方が強まり、9日の米株式市場は幅広く売られた。金融株は9日にはやや持ち直したが、クレジット市場の問題が収益に及ぼす影響への懸念からそれまで数週間にわたって売り込まれていた。

 バンク・オブ・アメリカ<BAC.N>とJPモルガン・チェース<JPM.N>は、市況悪化で第4・四半期の業績が打撃を受ける可能性があることを明らかにした。

 一方、オンライン証券のイー・トレード・フィナンシャル<ETFC.O>は、保有する債券で評価損が見込まれるとして、0.75─0.90ドルとしていた2007年の1株あたり利益見通しを撤回している。


 リーマン・ブラザーズのチーフストラテジスト(グローバル債券担当)、ジャック・マルベイ氏は「状況はロング・ターム・キャピタル(・マネジメント)の時よりも悪い」と述べた。同ヘッジファンドは1998年に破たんし、世界の金融市場に大きな影響が及んだ。

 ワコビアは、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)を裏付けにした債務担保証券(CDO)の価値が、税引き前ベースで10月に約11億ドル低下し6億7600万ドルになったと発表。第3・四半期には3億4700万ドルの損失を計上している。



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